歯科ブログ
お口の粘膜の粘液嚢胞(1)
2008年02月18日
葉山歯科医院では、お口の中のできものの患者さんで最も多いのが、唇にできている粘液嚢胞です。
前回もお話ししたように、粘液嚢胞ができる原因は、粘膜直下の小唾液腺の管が、外傷や慢性炎症などによって詰まってしまい、お口の中に出されるはずの唾液が粘膜の中に溜まってしまうためです。
通常、嚢胞は上皮性組織に囲まれている袋状のできもので、放置すれば次第に大きくなり、周囲の組織も破壊してしまいますが、粘液嚢胞は病理学的な所見では上皮が存在していないため組織の破壊はしませんが、放置すれば中に溜まっている唾液の量が多くなり、他の嚢胞と同じように徐々に大きくなります。
また、粘液嚢胞は大きくなってくると、薄い皮膜が破裂して溜まっていた唾液が出るので、できもの自体がしぼみますが、小唾液腺の管が詰まっているため、暫く経つと唾液が再び溜まることによって、また膨らんできます。
このように、膨らんだりしぼんだりを繰り返すのが、粘液嚢胞の特徴です。
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