歯科ブログ

術前の投薬についてのまとめ

2007年12月18日

葉山歯科医院の術前の投薬についての考え、その方法や主な薬について、お話ししてきました。

 

これまでのお話しをまとめると、次のようになります。

 

(1)お口の中の細菌が非常に多いため、お口の中の傷はほとんどが汚染創で、手術時または外傷時、90%以上の場合、お口の中の細菌がその傷から血液の中に入り、体は一時的に菌血症になります。

 

(2)健康な方の場合、この一時的な菌血症になっても、血液内の白血球や抗体などの働きで、細菌がすぐにやっつけられます。

しかし、侵入した菌の数が非常に多い場合や病原性が非常に強い場合、あるいは、全身疾患などで免疫機能が低下している場合、菌血症からより重篤な感染症へと移行します。

 

(3)感染症にならないように、葉山歯科医院では、外科侵襲が大きい手術の場合、事前に薬を処方しています。

この事前にお出しする薬は抗菌剤(抗生物質)の合成ペンリシリンが多いです。

手術中に、血液の中の抗菌剤の濃度が有効殺菌濃度に達するように、治療の一時間前に飲むようにご説明をし、処方しています。

 

(4)また、治療後の痛みを最小限に抑えるため、 治療の前に(3)の抗菌剤(抗生物質)の他に、非ステロイド系消炎解熱鎮痛剤も投与しています。

非ステロイド系消炎解熱鎮痛剤の主な副作用は胃腸障害なので、葉山歯科医院ではこのような薬を処方した場合、胃薬も一緒に服用していただいています。

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