歯科ブログ
年始年末の休診について
2007年12月25日
年始年末の休診は:
12月27日(木)~1月3日(木)
1月4日(金)より通常の通り、診療致します。
術前の投薬についてのまとめ
2007年12月18日
葉山歯科医院の術前の投薬についての考え、その方法や主な薬について、お話ししてきました。
これまでのお話しをまとめると、次のようになります。
(1)お口の中の細菌が非常に多いため、お口の中の傷はほとんどが汚染創で、手術時または外傷時、90%以上の場合、お口の中の細菌がその傷から血液の中に入り、体は一時的に菌血症になります。
(2)健康な方の場合、この一時的な菌血症になっても、血液内の白血球や抗体などの働きで、細菌がすぐにやっつけられます。
しかし、侵入した菌の数が非常に多い場合や病原性が非常に強い場合、あるいは、全身疾患などで免疫機能が低下している場合、菌血症からより重篤な感染症へと移行します。
(3)感染症にならないように、葉山歯科医院では、外科侵襲が大きい手術の場合、事前に薬を処方しています。
この事前にお出しする薬は抗菌剤(抗生物質)の合成ペンリシリンが多いです。
手術中に、血液の中の抗菌剤の濃度が有効殺菌濃度に達するように、治療の一時間前に飲むようにご説明をし、処方しています。
(4)また、治療後の痛みを最小限に抑えるため、 治療の前に(3)の抗菌剤(抗生物質)の他に、非ステロイド系消炎解熱鎮痛剤も投与しています。
非ステロイド系消炎解熱鎮痛剤の主な副作用は胃腸障害なので、葉山歯科医院ではこのような薬を処方した場合、胃薬も一緒に服用していただいています。
消炎鎮痛剤と胃薬を一緒に服用する理由(2)
2007年12月03日
前回お話した通り、現在、鎮痛剤と言えば非ステロイド系消炎鎮痛解熱剤がほとんどです。
この非ステロイド系消炎鎮痛解熱剤は、前回お話しした通り、消炎効果が副腎皮質ホルモン剤(ステロイド)と同程度であるのに対して、ステロイドのように免疫機能の低下や全身的な副作用がなく、また、その鎮痛効果はアスピリン製剤よりはるかに強いことから、外来の小手術、治療の術後疼痛には最もふさわしい鎮痛剤と言えます。
しかし、この非ステロイド系消炎鎮痛解熱剤にも副作用があります。
胃に悪く、飲む量が多くなると、胃潰瘍や胃穿孔まで起こす恐れがあります。
もう23年前のことですが、自分の担当した口腔癌の患者さんが、痛みのために処方されたボルタレンの2倍量を3週間連続して服用してしまい、胃穿孔、急性腹膜炎を起こし、医学部付属病院で緊急手術を受けたことがありました。
近年、この副作用が注目されており、胃に影響の少ない薬が多数開発されてきましたが、胃にやさしい薬とはまだ言えません。
また、前記のボルタレンのような薬も、消炎鎮痛作用が非常に強いため、現在も使われています。
この副作用を最小限に抑えるために、次のような点に注意しなければなりません。
(A)胃薬と一緒に服用すること。本院はこの薬の副作用を非常に注意しているため、通常、強い消炎鎮痛剤を出す時、胃薬も一緒に出しています。
(B)坐薬を使用すること。しかし、坐薬ですので、使いにくい、使いたくない患者さんがいます。
(C)これらの薬を服用するとき、胃に悪い影響を与えないように、空腹時をなるべく避けることも大切です。
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