歯科ブログ
葉山歯科医院における抗菌剤の使用(2)
2007年10月15日
実際に抗菌剤は、葉山歯科医院ではどのように使用しているのでしょうか?
まず、口腔外科、歯周外科、インプラント治療等のお口の小手術の前後の抗菌剤の投与についてお話しします。
前回、菌血症のことをお話ししたように、お口の中の手術後は、お口に住んでいる細菌が9割以上の確率で血液の中に入り、菌血症になります。
通常、健康な方の場合、菌血症は一時的なもので、しばらく経つと、血液の中にある白血球や抗体などの防衛(免疫)機能によって、血液の中の細菌を消滅させます。
しかし、糖尿病や膠原病やエイズなどの全身疾患で免疫力が低下している場合、腎炎や心内膜炎等にかかっている場合、血液の中に入った細菌の数が多すぎる場合等には、細菌の増殖するスピードが患者さんの免疫力を超えてしまい、感染症という形で発症します。
葉山歯科医院では、外科侵襲が比較的大きい処置を行う場合(手術創が大きく深い場合)には処置の前後に、外科侵襲が比較的に少ない場合でも処置の後には、抗菌剤を投与しています。
葉山歯科医院では、初診の患者さんに必ず問診表を記入していただき、患者さんに全身疾患があるかどうかをお聞きしていますが、時々、患者さん自身が全身疾患を持っていても、症状があまりないため、病気であることを忘れていたり、知らなかったり、治療も受けていないことがあります。
最近では、このようなことが増えており、特に糖尿病の方、いわゆる’’隠れ糖尿病’’というのが注目されています。
患者さんが重篤な糖尿病にかかっていることを、患者さん自身も歯科医師も知らないまま、歯の根の感染によって、最も不幸な結果になってしまったケースも学会誌には報告されています。
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