歯科ブログ

口腔感染症の予防と治療(2)

2007年10月01日

口腔感染症の原因や本態についてお話ししてきましたが、今回は、葉山歯科医院における口腔感染症の実際の予防・治療のお話しをします。

 

まず感染症の治療に使われている抗生物質などの薬についてお話しします。

 

第二世界大戦が終わりを迎える頃、カビが細菌の繁殖を抑えることが偶然に発見されました。

そこで、カビから細菌の繁殖を抑える薬、抗生物質の第1号である『ペニシリン』が作られました。

それから、人類と細菌の戦いは、新しい時代に入りました。

 

様々な抗生物質が、土やカビなどから抽出、半合成され、製品化されてきました。

細菌が原因である感染症の治療も、これらの抗生物質の出現で劇的に変化し、人類の平均寿命も飛躍的に延びました。

しかし、約20年前に、カビや土などからではなく、人工的に合成したもので、細菌に対して強い効果を持つ薬が開発され、従来の抗生物質と同じように、感染症の治療に使われるようになりました。

これらの完全に人工的に合成した薬を、従来の抗生物質と区別したため、抗菌薬と呼んでいました。

 

近年、抗生物質も抗菌薬も感染症に使用され、生産方法も半合成や完全合成したものもあり、種類も多くなっているため、抗生物質と抗菌薬をあわせて抗菌剤という呼び名が医療の中では一般的です。

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