歯科ブログ

菌血症について

2007年09月03日

口腔領域の感染予防のお話しをする前に、いくつか関連していることを先にご説明したいと思います。

 

(1) 今までお話ししてきたように、お口の中の細菌の生態環境は非常に複雑で、細菌の種類、数も非常に多いため、歯科治療において、小さな手術や、簡単な抜歯でも、治療の直後は、9割以上のケースで細菌が血液の中に入り、菌血症になっています(100%という説もあります)。

通常の場合、菌血症は一過性のもので、しばらく経つと血液の中にある白血球や抗体などの防衛(免疫)機能によって、血中の細菌を消滅させます。

しかし、糖尿病や膠原病やエイズなどの全身疾患で免疫力が低下している場合、あるいは腎炎や心内膜炎にかかっている患者さんの場合、血中の細菌の数が多すぎる場合等には、細菌の増殖するスピードが患者さんの免疫力を超えてしまい、感染症という形で発症します。

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