歯科ブログ
口腔領域の感染について
2007年08月09日
抗生物質の進歩に伴い、細菌の感染による重篤な感染症はかなり減少しています。
一方、抗生物質を多用したり不適当な投与をしたため、細菌が抗生物質に対して耐性を持ってしまい、抗生物質が効かなくなってしまったものも少なくありません。
歯科領域の感染症でもこの点に関して、大きな問題として取り上げられています。
では、なぜ歯科領域の感染症において、抗生物質を投与する必要があるのでしょうか?
これには次に挙げるような特徴があるからです。
(1) ほとんどの症例は歯からの感染によるもので(歯性感染)、感染の初期に歯科を受診することが多いです。
(2) お口の中の生態環境は非常に複雑で、酸素のある環境で繁殖する菌種(好気性細菌)や、酸素のない環境で生存する菌種(嫌気性細菌)、さらに真菌も存在しているため、歯科の感染は混合感染(いろいろな種類の細菌による感染)が多くみられます。
(3) 普段は感染(あるいは、細菌がお口の中に住み着いている状態)していても、健康であれば患者さん自身の免疫力によって症状は出ませんが、患者さんの体調が悪くなったり、全身疾患等によって患者さんの免疫力が低下すると感染症の症状を発症する日和見感染も多くみられます。
葉山歯科医院は、口腔外科を主軸に行っているため、外科的な処置を行った後や感染症がみられるときには、必要最低限の抗生物質を院内処方しております。
また、こちらで処方した抗生物質を飲んでも効かない患者さんには、すぐに違う種類の抗生物質に切り替えられるように、また、アレルギーを持った患者さんに対処できるように、様々な種類の抗生物質を用意しております。
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