歯科ブログ

顎骨骨折の早期治療の重要性

2007年07月09日

前回の患者さんのその後について今回はお話しします。

 

葉山歯科医院で、パントモX線撮影検査の結果、左側の顎関節頚部骨折、骨体部骨折が認められました。顎の固定、場合によって、手術が必要であるため、歯科大学の口腔外科を紹介しました。

歯科大学の口腔外科にて、再詳細検査をしたところ、受傷から処置までの時間がかなり経っており、通常の顎間固定*だけでは、本来の咬み合わせに戻すことができないと診断されたため、手術をすることになりました。

 

この患者さんの場合、骨折の状態があまりひどくなかったため、早めに治療をすれば、顎間固定*だけで、折れて移動してしまった骨片を元に戻すことによって、咬合も回復させることができたはずです。

体の他の部位の骨折と同じように、早めの治療をせずに時間が経ち過ぎてしまうと、折れた骨片が別の場所のままの状態で治ってしまうか、治らないままで偽関節が形成されてしまうかになってしまいます。

その結果、このような場合には機能障害が起こってしまいます。

顎骨で機能障害が起こった場合、咬み合わせが変わってしまったり、顔貌が変形する等の状態になってしまいます。

 

 

*顎間固定

顎の骨が折れた時、顎の手術後、金属等のワイヤーや装置を用いて、上の顎と下の顎を固定する治療方法。

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