歯科ブログ

口腔外傷の処置(1)

2007年06月13日

先日説明しましたように、葉山歯科医院に来院した口腔外傷の患者さんは軟組織外傷が多いです。
市販の家庭医学書や健康雑誌を始め、各医学教科書を読むと詳細に説明されているので、ここでは、あえて詳しい説明は省略しますが、重要で、守らなければならない事項だけを簡略にまとめます。


1)受傷してから、治療を受けるまで、傷の状態が悪くならないように、
(A)出血:体の他の部位と違って、口腔周囲の出血はほとんど圧迫止血ができません。氷で患部を冷やすのは、簡単かつ有効な方法ですが、やりすぎると、逆に、局所の血液循環障害を起こす危険があります。氷で患部を直接冷やすのではなく、薄いタオル等で氷を包んでから冷やしてください。また、ずっと冷やし続けるのも血液循環障害を起こしやすいので、30分位冷やして、5~10分位休み、また再び行う・・・というのを繰り返して行うのが安心です。もし、外部からの冷やす止血だけで血があまり止まらない場合、特に、お口の奥からの出血が著明な場合、口の外側から冷やしながら、冷蔵庫の氷塊をお口の中に直接入れて、ある程度溶けるまで、含んで、口腔内の温度を下げたほうが効果があります。

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