歯周病と歯周外科・歯周再生療法
統計的に、歯周病を罹患している方がかなり多く、しかも進行中に症状がほどんとないため、歯科受診時にはすでに歯槽骨がなくなり、歯を残すことが困難となった症例がよく見られます。また、歯周病は単に口腔内だけの問題ではなく、近年、糖尿病,心内膜炎、誤嚥性肺炎、腎炎、早産などの重大な病気の原因の一つとも指摘されています。
歯垢、歯石が歯根面に沈着することが歯肉炎や歯周病の初期の症候で、歯垢、歯石の除去は歯周病治療の基本とも言えます。当院では歯垢、歯石を効率的に取り除く超音波スケーラーが4台あり、エアースケーラーを2台、歯面清掃機を1台設置するなど、当院は歯周病の治療に力を入れています。歯周病を治療する器具も豊富に揃えています。また、すべての歯周病の患者さんに定期的にリコールを施行し、歯周病の再発を予防しております。
また、歯の動揺を伴っていて、歯槽骨の破壊が著明な症例でも、抜歯をせずに高度な歯周再生療法を行うなど、積極的に歯を残す治療を行っております。歯周再生療法とは、歯周病で失った歯槽骨や歯周組織を再生し回復させる治療法です。当院では骨補填剤や組織再生誘導膜の使用(GTR、GBR法)、歯周組織の再生を促進する薬(エムドゲイン)などの導入といった最先端の治療法を行っております。
症例解説
周囲歯槽骨はかなり破壊されている歯に吸収性メンブレンと骨補填剤の使用によって歯を残すことが可能となった症例です。
この症例のように歯を支える歯槽骨をほとんど失っていて重度な歯周病の場合、通常は抜歯になります。
しかし、GTR、GBR、治療の応用で抜歯を避けることが可能となる。

